呼吸器疾患

「肺がん」は僕の大切な人をどんどん殺していく病気

どうも!こんにちは!福です!

僕の勤務している病棟は呼吸器の疾患を持つ患者が多いので、「肺がん」の患者さんがとても多く入院してきます。

中には外科で手術して退院していく患者もいますし、化学療法や、放射線療法で治療をしていく患者もいます。

その中で、どうしてもぶつかるのはステルベン(死亡すること)です。

自分が仲良く話していた患者が急変でステったりすると辛いですよね。。

でもこればかりは医療従事者である限りしょうがないと思います。

僕は個人的に肺がん患者の退院は、全然嬉しくないです。

なぜなら、

(また近いうちに戻ってきそうだな。)

と思ってしまうからです。

今日はそんな僕の「肺がん」についてのイメージを書いていきます。

もし、身近な人が亡くなったりしていて、思い出して気分を害す方もいるかもしれないので、そういう人は見ないほうが良いと思います。

では書いていきます!

肺がんは僕の大切な人をどんどん殺していく病気

僕にとっての「肺がん」は、大切な人をどんどん殺していく病気です。

1番衝撃だったのは、入職してすぐに個室管理で入院していた患者さんです。

その人は50代の男性だったのですが、緊張で仕事自体に慣れていなかった僕や、僕の同期にとても優しく接してくれました。

清拭の時には僕達が笑えるように面白い話をしてくれたり、映像関係に就いていた過去の話をしてくれて、その人の部屋に入るのが大好きでした。

「今日は病棟がバタバタしてるね〜!大変だね〜」

と話してきたり、親父ギャグを行ってきて、どんなに忙しい時でもその人が話すとみんな笑っていました。

その時にリーダーからの申し送りで、あることを聞いたのです。

余命は残りわずかで、急変のリスクあり

それはその人の余命が残りわずかで、急変のリスクがあるということです。

その当時は疾患についての知識もあまりなく、なぜそのようになるのかも分からない状況だったのですが、その当時の僕は、

(こんな元気なのに亡くなるわけないじゃん。)

って思っていました。

だって、こんなに僕達と会話も出来ているし、ギャグも言ってるし、面白いし。

そんなある日のことでした。

病棟にいくとその人の姿がない

確か僕が連休で2日間くらい休んだ後に日勤で勤務をしていると、いつもその人がいた部屋に違う人が入っていました!

それを見て、

「あれっベット移動でもしたのかな??」

と思い、先輩に確認しました。

そうしたら、

「あの人、昨日の夜勤でステったよ。」

と伝えられました。

その時の僕は全然その事実が受け止められなくて、「嘘じゃん。。」と呆然としました。

その前の勤務では元気だったのですが、どうやら僕が休みの日の日勤帯でSPO2が低下してしまい、そのまま亡くなったそうです。

僕は働き始めてから、その人が初めて仲良くなった患者さんだったので、「肺がん」の恐ろしさや、医師のカルテで「急変のリスクあり。」という記載の信憑性があることなどを実感しました。

どんなに元気そうに見えていても、人は死ぬんだなと感じて、気が重くなりました。

僕が考える肺がん患者の経過

その後も色々な患者さんを見てきましたが、「肺がん」の患者は一定の流れがあることがわかりました。

それは、

肺がんで入院

手術が出来ないほど進行している

放射線療法、化学療法実施

治療スケジュールを終え、自宅退院(この時は元気)

少ししてから自宅で、病状悪化

病棟に緊急入院

酸素化悪く、重症化

ステルベン

という流れです。

だからこそ、「肺がん」の患者さんが退院する時には、心のどこかで、

(お願いだから戻ってこないでね。)

と祈るように退院を見送ります。

好きな患者さんだと尚更、強く思います。

だけども、今日も、明日もこれからも、この流れは止まりません。

「肺がん」は、僕の大切な人をどんどん殺していくのです。

この重症化までの流れを変えたいと思うのですが、この流れは変わりません。

本当に怖い病気です。。

これ以上僕の大切な人を奪わないで

正直これ以上このループで大切な人が亡くなるのは嫌だなって思います。

だからこそ、担当看護師として関わる人が「肺がん」患者だと更に退院までの支援に力が入るような気がします。

病気で区別するのはいけないと思っているのですが、僕は本当に「肺がん」が嫌いです。

今は、

「がんでも死なない時代」

なんて言われていますが、普通に亡くなります。

大切な人をいとも簡単に奪っていきます。

(正直、解決策や、自分がどうしたら良いかは見つかっていません。)

だけど、末期や、病状が悪化している患者さんや、家族に後悔をさせないように看護師としてしっかりと関わっていけたらと思っています。

そうして、その家族や、本人が少しでも、

「良い人生だったな!!」

と思えるように、後悔を少しでも無くせるように関わっていくことが大事なのかなと思っています。